コーチをやっていて、収入を増やしたいと考えたとき、大抵の場合は「クライアント数を増やす」ことを考えます。

しかし、コーチングは「実働型」のビジネスですので「働く時間」と「収入」が比例します。

誰もが平等で1日24時間しかありません。

寝る時間や食事の時間も24時間の中から使うことになりますので、クライアント数を増やすことは限界が存在します。

コーチング単価を上げることで、クライアントの数を減らしても、同じ収入を維持することも可能です。

時間的余裕ができるので、一人のクライアントに使う時間を増やすことができ、より多くのサポートを提供することができるようになります。

そうすれば、クライアントの成果にも繋がりやすいです。

つまり、クライアント側からもコーチングの値上げは良いことなのです。

しかし「値上げをするなんて、言葉にするよりも実際は難しい…」と言われることが多いです。

では、どうすればクライアントに納得してもらえる値上げができるのでしょうか?

この記事では、コーチング価格を上げるための2つの正攻法についてお伝えします。

コーチング価格を上げるための正攻法1
価値を明確にしてメッセージとして届ける

コーチング価格を上げることのできない理由は、あなたの提供する価値をクライアントさんに「伝えきれていない」からです。

例えば、世界一のサッカー選手アルゼンチン代表のメッシ選手の直筆サインが入ったサッカーボールを販売するのに「メッシ直筆サイン入り」と記述しなければ、他のサッカーボールと同じ価格にしかなりません。

明らかに価値が伝わっていないとわかりますよね?

コーチングは目に見えないモノなので、サッカーボールよりも言葉で具体的に価値を伝えることが重要です。

あなたのコーチングを受けることで、

  • どういった悩みや問題が解決するか?
  • 其の悩みや問題を解決することで、どのような未来を手にできるのか?

これらをしっかりとメッセージとして伝えることが大切です。

これらを見込み客に届けるためには、ベネフィットを明確にすることです。

「あなたのコーチングで得られる価値」を書き出して、それをしっかりメッセージとして届けるようにすれば、コーチング価格を上げても「あなたのコーチングを受けたい」というクライアントを増やすことができます。

コーチング価格を上げるための正攻法2
値上げする明確な理由を作る

明確な理由があれば、クライアント側は値上げに納得することができます。

理由を伝えることは、承諾されやすいと心理学者のエレン・ランガー博士が下記の実験で証明しています。

コピー機の順番待ちの列の先頭へ行き3通りの言い方で頼むという実験をしました。

  1. 「すみません、5枚なのですが、先にコピーをとらせてもらえませんか?」(要求のみ)
  2. 「すみません、5枚なのですが、急いでいるので先にコピーをとらせてもらえませんか?」(本物の理由)
  3. 「すみません、5枚なのですが、コピーをとらなければいけないので先にコピーをとらせてもらえませんか?」(もっともらしい理由)

枚数が5枚の場合、要求のみのときの承諾率は60%、本物の理由を付け足したときの承諾率は94%、もっともらしい理由を付け足したときの承諾率は93%でした。

しかし、枚数を20枚にして実験を行なったら、要求のみのときの承諾率は24%、本物の理由を付け足したときの承諾率は42%、もっともらしい理由を付け足したときの承諾率は24%という結果でした。

この実験によって、人に何かを頼む時に「○○してもらえますか?」と要求のみを言うよりも「○○なので、○○してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすいと証明されました。

引用元:カチッサー効果

例えば飲食店が値上げするときに、ただ「値上げします」と言われてもイマイチ納得がいきませんが「原材料高騰のため値上げします。」と理由がはっきりしていれば、「そうか、仕方ないなぁ…」とお客様側は納得します。

では、原材料がないコーチの場合は、どのような理由が考えられるのでしょうか?

  • サービス内容がグレードアップした
  • 新たなベネフィットが加わった
  • 特典が追加された

 

この「サービス内容」「価値」「特典」の3つから考えると、値上げをする明確な理由ができます。

  • これまでのサービスに新たな◯◯というサービスが加わりました。このサービスが追加されたことで◯◯を得ることができるようになりました。更に◯◯という特典も追加しましたので◯◯円に値上げします。

このようにしっかりと値上げをしなければならない理由をクライアントに伝えることです。

コーチング価格を上げれば、あなたの収入が上がるだけでなく、クライアントさんにも成果を出してもらえるようになります。

ですので、積極的に値上げにチャレンジしてみてください。