何の専門家になるのかを決める方法

専門家にはポジショニングが大切だと再三お伝えしてきました。

アメリカのマーケターのジャック・トラウトは

情報社会での勝敗は、ポジショニングにかかっている

と、著書ポジショニング戦略の中で言っています。

ジャック・トラウトは、アメリカ合衆国のマーケティング戦略家。ゼネラル・エレクトリック社の広告部門でキャリアをスタートさせた。その後、アメリカのタイヤ・メーカーユニロイヤル社の宣伝部長になった。アル・ライズと共に、「アドバタイジング・エイジ」誌に連載した「ポジショニング時代の到来」で注目され、現代マーケティングの第一人者として知られるようになった。

~引用元:wikipedia ジャック・トラウト

ポジショニングとは

ポジショニングは簡単に言えば、「あなたのメッセージは他のメッセージと何が違うのか」ということです。

つまり、クライアントにとって唯一無二の存在になるということです。

このポジショニングで、あなたが選ばれるか選ばれないかが決まってしまいます。

ポジショニングを正しく行わなければ、ライバルや競合との差別化が図れずに、埋もれてしまいます。

あなたのメッセージが届かないだけではなく、ライバルが値下げしたら自分も値下げしなくてはいけなくなったりという価格競争にも巻き込まれてしまいます。

例えば、私はアップルのMacBook Proを使い、iPhoneを使い、iPad miniを使っています。

パソコンが壊れてもMacBook Proを使い続け、携帯の機種変更ではiPhone以外を選ぶことはありません。

世の中には、パソコンを作っている会社はたくさんありますし、携帯の機種も様々あります。

しかし、私のようにアップル製品しか選ばないという人が多くいます。

なぜなら、私も含めアップルユーザーは、アップル製品に唯一無二の価値を感じているからです。

だから他を選ぼうとはしないのです。

一昔前に、シャネラーという言葉がありました。

お金持ちの女性は、ブランド品といえばシャネルと決め、全身シャネルの製品を愛用しています。

その方々は、シャネルの製品に唯一無二の価値を感じているのです。

 

専門家も同じように他にはないポジショニングを取ることで、あなたのメッセージを唯一無二に感じてくれる人が現れるのです。

あえて他とは違う要素を前面に押し出すことで専門家として成功する確率は一気に高まります。

何の専門家になるのかを決める3つの視点

専門家としてスタートするために、まずは「何の分野の専門家になり、何について教えるのか」を決めなければなりません。

例えば、料理について教えるのか、ピアノについて教えるのか、英会話について教えるのか、ヨガについて教えるのか、ダイエットについてなのか…

どれか一つに絞ることです。

一つに絞らなければ、あなたの専門分野で存在感を出すことができません。

存在感を出せなければ、メッセージが届かず活躍することができません。

もうすでに「この分野のこのテーマの専門家になる」と決めている方もいるかもしれませんが、一方でまだ「自分にはどんなテーマであれば人に教えることができるだろうか…」と悩んでいる方もいると思います。

どちらの方も一度、次の3つの視点から自分自身について振り返ってみてください。

1:好きなこと

何の専門家になるのかを決める方法

結局、好きではないことをやっても幸せを感じることができません。

また、好きなことであれば学ぶことに対して積極的になれます。

学ぶことが辛いと感じてしまっては、知識を高めることができません。

例えば私の場合、人が好きということでした。

人が好きだからこそ、コーチングを学びコミュニケーション力を高め、心理学を学んだりしました。

さらに、人に成果を出して喜んでもらいたいと思い、個人でもビジネスで成果を出すことができる方法を研究してきました。

「専門家を育てる専門家」になったのも人が好き、人に喜んでもらいたいという思いからです。

あなたは好きで学んでいるようなことはないでしょうか。

趣味はないでしょうか。

あなたの「好き」は人にとっては価値のある情報である可能性が高いです。

2:得意なこと

何の専門家になるのかを決める方法

あなたが得意なことも周囲から見れば、お金を払ってでも知りたい価値がある情報である可能性が高いです。

自分ではそんなに大したことではないと思いがちですが、「苦手な人」や「うまくいかない人」にとってはお金を払ってでも教えてもらいたいことだったりします。

例えば、メイクだったりファッションだったり、体系を維持すること、パソコン操作などで周囲からアドバイスを求められたことはないでしょうか。

「こんなの誰でもできる」と本人は思っていても、他の人は難しく思っていたりするのです。

あなたの周囲の人に聞いてみると、思いがけないことが出てくるかもしれません。

自分を過小評価せずに、得意なことを探して見ましょう。

3:継続してきた仕事

何の専門家になるのかを決める方法

これまでやってきた仕事は、お金をいただいてきたことですので、あなたはプロです。

経理関係をやってきたのであれば、経理のプロですし、営業を10年やっていたのであれば経験が豊富なプロです。

これらがうまくいかずに、情報を知りたい人は存在します。

管理職を務めたのであれば、メネジメントの手法や部下の指導法を知りたいと思っている人がいます。

これまでやってきた仕事は、知識や経験、ノウハウを活用して実際に収入を得てきたモノですので「価値」がある可能性が高いです。

あなた自身も仕事をしていく上で、様々な壁を乗り越えてきたはずです。

その壁を他の人も経験して苦しみ、もがいています。

壁を実際に乗り越えたあなたの経験やノウハウはお金を払ってでも手に入れたい情報です。

専門分野が見つからない場合

上記の3つの視点から自分を振り返ることで、きっと人に教えられる専門分野が見つかるはずです。

しかし、「どうしても人様に教えられるような専門分野がみつからない…」という方もいるかもしれません。

そんな時は、専門分野を作ることから始めます。

専門分野をこれから作ってしまえばいいのです。

このように言うと、

  • そんなに簡単に専門分野を作ることなどできっこない
  • 何年も何十年もかけることはできない

と言われてしまいますが、専門分野を作るのに何年も何十年も必要ありません。

私が実際に専門分野が見つからないと言う方にアドバイスしている専門分野を作る3つの方法をお伝えします。

1:リサーチ

「どうしても人様に教えられるような専門分野がみつからない…」という場合、人がどんなことに悩んでいるのかをリサーチすることから始めます。

インターネットでは、Yahoo!知恵袋教えて!gooなどのQ&Aのサイトがありますので、そこから人がどんな悩みを抱えているのかを知ることができます。

また、日常の中でもヒントとなることがあります。

人から相談されたことや飲食店で隣の人の会話の中から様々なヒントがあります。

例えば、弊社のクライアントだった20代の女性は、渋谷のスクランブル交差点を歩くと必ずキャッチに声をかけられるそうです。

そこで、あることに気づいたのです。

容姿が良くて声をかけられる人、容姿が良くても全く声をかけられない人、容姿がそれほど良くなくても声をかけられる人がいることに。

もともと恋愛に関することを話したりするのが好きだということもあり、なぜ容姿がそれほど良くなくてもモテる人とモテない人がいるのか、調べ始めました。

メイクやファッション、仕草などを自分で徹底的に調べることが楽しいと気づき、今では恋愛系の専門家として活動しています。

また、ダイエットをしては成功しリバウンドを繰り返していた35歳の女性は、同じような悩みを持っている人が世の中には多いことに気づきました。

そこで、リバウンドをしないためには、体質改善が必要だという情報を得て、ダイエットする前にストレッチを始め徹底的に体を柔らかくすることにしました。

すると、もともと硬かった体が1日5分のストレッチを2ヶ月やっただけで頭が床につくくらい柔軟になり、かつ3キロ痩せていたそうです。

食事制限することもなく痩せることができ、リバウンドもしないことからこれを専門分野にしました。

このように、自分自身も含めて人がどんなことに悩んでいるのかを知ることで、専門性を見つけることができたり、好きなことや興味のあることを見つけられたりします。

この例に出した35歳の女性は、たった2ヶ月しか経験していないことで専門家となりました。

最初は、2ヶ月しかやっていないことを専門にして人に教えていいのだろうか…と悩んでいましたが、実際に自分が悩んでいたことが2ヶ月で改善することができたので、これを知りたい人が必ずいるので問題ありません。

嘘ではない本当のことであれば、期間は関係ないのです。

2:レポーター

過去の私は周囲に起業した人がいなかったので、「既に起業している人の話を聞きたい」と思っていました。

当時、そのようなコンテンツが揃ったサイトがあったら有料であっても登録していたと思います。

例えば、あなたが美容に関する専門家になりたいけど、経験も実績もないのであれば、既に専門家として活躍している人にインタビューをしてノウハウを公開してもらうということができます。

Facebookで誰とでも直接連絡を取ることができる時代です。

そこで、連絡を取りインタビューをお願いすれば良いのです。

テレビなどに出演している方は事務所に所属していることなどで、無料では難しいかもしれませんが、インターネット上で少し目立っている程度の方であれば、応じてくれやすいです。

そのインタビューの動画を撮影したり、内容をまとめたりすれば良いのです。

インタビューを続けることで、あなたは○○専門のレポーターという専門性ができます。

もちろん、依頼する方に配慮することが必要です。

動画を自分の各種メディアで使わせていただくことや、内容をまとめたレポートを作ることなどを必ず事前に伝えてなければなりません。

私の場合は、インタビューさせていただいたお礼に、その動画を編集したモノをブランディングに使ってくださいとプレゼントするようにしています。

3:参考書

全く知識も経験も実績もないことでも専門家になることができます。

当たり前かもしれませんが、それは勉強することです。

あなたは、何かわからないことや知りたいことがあり書店に行くことがあると思います。

その時に、きっと1冊の本で知識を得ようとするのではないでしょうか?

普通は、1冊の本で十分です。

しかし、知識も経験も実績もないことで専門家になるのであれば「その分野の本を全て読む」ほどの努力が必要です。

月に5冊読めば、あなたの知識は向上するはずです。

そして、様々な角度からその分野を見ることができるようになるはずです。

一般的に考えて、同じ分野の本を5冊も読む人はいないでしょう。

これだけで、他とは違うのです。

また、読むだけではなく、本に書かれていることを実践し、検証すれば経験になります。

うまくいったこと、うまくいかなかったことを出し、なぜうまくいったのか、なぜうまく以下なのかを検証し続ければ、それが価値になります。

あなたは「1万時間の法則」を聞いたことがありますでしょうか?

The New Yorkerのスタッフライターであるマルコム・グラドウェル氏が提唱した「1万時間の法則」は、ビートルズなどのアーティストや、 世界的に有名なスポーツ選手がその分野で活躍するための練習にかけた時間は10,000時間がひとつの目安となるそうです。

しかし、ポジショニングさえうまくできれば、専門家になるのに10,000時間も必要ありません。

毎日1時間でも、その分野のことを勉強し、体験を繰り返せば1年後には専門家として、人に教えることができます。

大切なのは、毎日継続することです。

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