今、急速に需要が伸びている動画マーケティングを実際に始めようとしたときに、

  • 「何から始めればいいのか分からない…」
  • 「どんな動画を作ればいいのか分からない…」

というお悩みを持つ方が多くいます。

そこで、この記事では、動画マーケティングの基本的な考え方とやり方を解説していきます。

ターゲットに合わせたメディア選びと
メディアに適した動画の企画

まず最初にお話しすることは、ターゲットに合わせたメディア選びとメディアに適した動画の企画です。

ただ単に動画を作っても見てもらえなければ意味がありません。

ですので、動画制作の基本であるカメラの使い方や撮影方法などと同じように、押さえておくべきことは「動画の企画」です。

まずは、ターゲットを明確にして、そのターゲットの集まる媒体を選び、その媒体に適した動画を企画するということです。

そうすることで、目的意識がはっきりとして、伝えたいことが正確に伝わる動画を作成することができます。

それが結果的に動画の反応率にも関わってきます。

これは、とても重要なことです。

実際にプロが作る映画やCM、ドラマにもまずは企画があり、そして絵コンテなどを準備して、しっかりとシナリオをベースにして、動画を制作しています。

しかし、最近は動画を簡単に撮影できるようになったことで、録画ボタンを押してしまえば、動画が出来上がるので、これらを省いてしまう方がいます。

その結果、企画がしっかりしていないと中身が伝わらない、もしくは中身が薄い動画になってしまいがちです。

では、実際にどうすればいいのかステップbyステップでお話ししていきます。

STEP1:ターゲットを明確にする

ステップ1は、ターゲットを明確にすることです。

ターゲットは、特定の一人になるまで絞り込みを行います。

これがとても重要です。

STEP2:媒体に適した動画を作る

ステップ2は、ターゲットが集まる媒体に適した動画制作です。

では、媒体別にターゲット層と各媒体の動画視聴の傾向をご紹介します。

あなたの商品・サービスに当てはめながらご覧ください。

まず、Web動画と一言でいっても様々な種類があります。

  • SNSの様にたくさんの場所からプラットフォームに集まってくる様なモノ…
  • あなたのホームページで情報発信する際に使われる動画
  • 検索エンジンや他のホームページにリンクされて告知をしていく動画広告

などがあります。

この中でも今回は、ターゲットに対して深く広く接触することができ、より多くの方に知ってもらうために効果的なツールSNSに特化して比べていきます。

1:Facebook

まずは、Facebookです。

Facebookの男女比率は、だいたい半々です。

活用している世代を見ると、20代後半から30代がメイン層です。

実名で繋がる最大のコミュニケーションツールと言われビジネスで欠かすことができないモノとなっています。

運用の主な目的として、

  • ブランドの認知向上
  • 新規顧客の獲得
  • 既存顧客の関係性向上

に適しているのがFacebookです。

また、YouTubeの独壇場だった動画の活用においても幅が広くなり、最大60分の動画をアップロードする事ができるようになりました。

更に、話題になっている360度動画やFacebookライブ配信でリアルタイムで動画を配信する事ができるようになりました。

また、個人アカウントの他にビジネスアカウントを作る事ができ、Facebookユーザーではなくても検索をして実際にそのページを閲覧する事ができるのがFacebookの大きな特徴と言えます。

既に今あるキャンペーンやイベント・情報をFacebookに投稿していく事で、既存顧客、新規顧客に対してアプローチをかけやすいのがFacebookだと言えます。

2:Instagram

次にInstagramです。

Instagramのユーザーは、半数以上が女性です。

10代から20代の女性がメイン層となります。

Facebookと連動して広告を出す事ができるので拡散もしやすいツールだと言えます。

また、今まで動画は15秒しかアップロードできませんでしたが、2016年から60秒の動画をアップロードできるようになりました。

あなたのターゲットが20代の女性であれば、Instagramを活用すべきだと言えます。

特にビジュアル重視のツールなので、写真や動画が

  • 「おしゃれ」
  • 「かっこいい」
  • 「かわいい」

というモノであれば、ユーザーの心を掴み、商品の購入につなげる事ができます。

また、ハッシュタグという機能があり、そのハッシュタグをつけることにより、世界中の人に投稿を見てもらう事が可能で拡散しやすくなります。

ユーザーの目を惹く写真や動画が必要ですので、アパレル関係、美容関係、デザイン関係などのビジネスをしているのであれば、今すぐに始めるべきツールです。

また、写真や動画がメインのツールなので、ほとんど文章は必要ありませんので、継続しやすいツールとも言えます。

3:LINE

最後にLINEです。

LINEは、日本の人口の45%を超えるユーザー率です。

LINEは日常的になっているので、開封率が高いので、効果があらわれやすいツールと言えます。

また、動画視聴率が高いという結果も出ています。

広告や新規イベント、お得な情報を配信していくのにLINEは最適と言えます。

また、LINEライブ配信といった動画をストリーミング配信する機能も備わっていますので、コンスタントに動画をユーザーに届けやすいツールです。

さて、ここまではいかがでしたでしょうか?

あなたのターゲットを明確にしてそのターゲットにどんな方法で、どの媒体でアプローチするのが最も適しているのか…

まずは、ここをしっかりと考えて、動画制作を行っていくことが反応に繋がるのです。

さて、次はどのような形で映像を制作していくのか?ということについて具体的なノウハウをお話ししていきます。

反応率が上がるiPhone動画の作り方

そもそも反応率の上がる動画はプロにしか作れないのでは…と思っていませんか?

もちろん、プロに依頼すると動画のクオリティーは格段に上がります。

しかし、動画の見栄えは良いのですが、反応率が確実に上がるか?と言われるとイコールではないのが現実です。

Web上で「バズる」という言葉がありますが、これは、たくさんの方に共感され、拡散されることです。

この「バズった動画」を見てみると必ずしもプロが作った動画だけではない事が分かります。

素人が作った動画もたくさんあります。

つまり、いかに共感や驚き、感動を与えられるかが「バズるポイント」になります。

これが非常に重要で、難しいところでもあるのです。

では、どのようにすれば共感してもらえるのでしょうか?

HHH戦略

ここでは、Googleも推奨している「HHH戦略」ついてお話しします。

「HHH戦略」とは、潜在的な顧客から最終的な顧客に至るまでの過程を大きく3つのカテゴリーに分けて、それぞれのタイミングで配信すると、より効果的であるという映像の制作・配信の戦略です。

その3つとは、

  1. heroコンテンツ
  2. hubコンテンツ
  3. helpコンテンツ

の頭文字のHをとって「スリーエイチ戦略」と言われています。

1:Heroコンテンツ

Heroコンテンツは、口コミ効果による認知や拡大が主な目的です。

あなた自身やブランド、商品・サービスなどを知ってもらうために作成するコンテンツ動画で、SNSなどで拡散され、話題になることが目的です。

まずは、あなた自身やブランド、商品・サービスなどを「知ってもらうこと」が大切なのです。

そのため、「感動」「面白い」「頭に残り口ずさむ」など、できるだけ多くの人が興味関心を持ちやすく、SNS等でシェアされやすい、注目されやすいコンテンツのことを差します。

話題になりWeb上で拡散されることで、動画自体の知名度と共に企業、もしくは個人の認知度も上がることになります。

2:Hubコンテンツ

Hubコンテツは、あなた自身、ブランド、商品・サービスとターゲットをつなぐコンテンツです。

YouTubeのチャンネル登録や継続的なエンゲージメントを目的としています。

Heroコンテンツを見た人をリピーターにして、ファンへ育成していくことを目的としています。

Hubコンテンツは、ターゲットを明確にし、ユーザーのニーズを理解した上で、「継続的に見たい」と思ってくれるような内容にすることが大切になります。

Heroコンテンツで視聴者を集め、Hubコンテンツでリピーターにしてファンにするというように、HeroコンテンツとHubコンテンツの2種類を連携させることが大切なのです。

Heroコンテンツを見た人に、「もっと他の動画も見てみたい」と思わせる役割を果たす動画コンテンツがHubコンテンツです。

3:Helpコンテンツ

Helpコンテンツとは、悩みや問題を解決したいという欲求、願望に対して、解決策となる情報を提供するコンテンツのことです。

HowTo動画やQ&A動画がこのHelpコンテンツです。

Hubコンテンツでファンなったユーザーに商品・サービスを購入してもらう為の役割を担うのがHelpコンテンツの目的です。

Helpコンテンツは、顧客に対してのコンテンツだと思っている人がいますが、HowTo動画やQ&A動画を通じて、商品・サービスのことを伝えることは、潜在客を顧客化させる上でも有効なのです。

私たちは日々、GoogleやYahoo!、YouTubeなどの検索を利用します。

検索をする理由は、一つだけです。

それは、悩みや問題を解決する為です。

これは、全てに当てはまります。

例えば、芸能人の名前が分からないでモヤモヤしている時に、出演しているCMが分かれば「○○のCM」と検索すれば、芸能人の名前が分からないという問題を解決します。

また、住所が分かっていても具体的な場所が分からなければ、検索欄に住所を入力し地図を表示させます。

このように、検索を利用することは、問題を解決させる為であり、ここには顕在化したニーズがあると言えます。

そして、それらのニーズに応えるのがHelpコンテンツなのです。

見込み客が持っている具体的なニーズに応えるHelp動画を用意しておくことで、見込み客をHelp動画に誘導することができます。

ですので、見込み客は何に悩み、どんな問題を解決したいのかを正しく理解することが重要となります。

Googleトレンドや検索サジェストなどを使えば、何を知りたいと思っているのかを把握することができます。

ピンポイントのテーマに対して明確な答えを示すHelp動画を制作しましょう。

iPhoneを使って動画撮影をする方法

では、ここまでで企画・シナリオが理解できたと思いますので、いよいよ撮影に入ります。

確かにプロでもアマチュアでも良い機材を使えば、動画のクオリティーは高まります。

しかし、現在のiPhoneは侮れません。

iPhoneのカメラ機能はどんどん高スペックになっており、デジカメにも見劣りしないクオリティーを維持する事ができます。

iPhoneは、

  • フルHD撮影可能
  • レンズは広角レンズ
  • ホワイトバランスはオート

が主なカメラ機能として備わっています。

また、画像サイズの調整もできます。

特別な設定をしなくてもデフォルトで動画が綺麗に撮れるので、無理して高価な機材を揃えなくても、iPhoneさえあれば、動画マーケティングを始める事ができるのです。

伝えやすさ重視の動画をiPhoneで作るための4つのポイントがあります。

  1. 明るい場所で撮影する
  2. 静かな場所で撮影する
  3. ブレないように安定させて撮影する
  4. 動画を短い尺に収める

動画を見るユーザーは、何が写っているのか分からないような映像や手ブレがひどい映像を不快に感じます。

ですので、このような映像では、どんなに素晴らしい企画だとしても、視聴者は見る気を失ってしまいます。

Web動画の場合は、簡単にページを閉じる事ができます。

ですので、いかにシンプルで伝えたい事がまとまっていて、見やすい動画なのか?という事が大切です。

最低限のこととして、できるだけ明るく、静かな環境で撮影を行う事が大切なのです。

また、音声を必要とする撮影においては、マイクを使うことではっきりとした声を届けられます。

以上の基本的な映像を作る上でのポイントを押さえて動画を作りましょう。

iPhoneで撮影した動画を編集する方法

次に編集です。

編集するためのソフトは無料のもの有料のもの問わず、たくさんあります。

iPhoneで撮影する場合は、iMovieといったアプリがあります。

ご自身で使いやすい編集ソフトを使うと良いでしょう。

その際も、ごちゃごちゃさせずにシンプルに見せることです。

字幕や背景のBGMも簡単に挿入できるので活用すると良いでしょう。

ただし、短い尺に抑えることが重要です。

実際にWeb動画の場合、1分以内に離脱される事が非常に多いです。

ですので、なるべく短く伝える事が大切になってきます。

さて、いかがでしたでしょうか?

反応率の上がる動画は、iPhoneでも作る事ができるのです。

大切なことは、ユーザーに共感してもらうシナリオを構成し、明るく静かな場所で手ブレに注意して動画を制作をし、1分以内で伝わる動画に仕上げることです。

実際に、ご自身のスマホを使い試してみてください。

次は、出来上がった動画をどのように活用していくのか?ということを解説します。

完成した動画を活用する方法

プロが作った動画、もしくは自力で作った動画でも共通するのですが、作ったことに満足してしまう方が多くいます。

動画マーケティングは、ここからが本番です。

作った動画をしっかりと見てもらう状況を作りましょう。

1:動画を見てもらうための最重要事項

作った動画を見てもらうためのポイントは、クリックしたくなる動画のタイトルをつけることです。

過去にあなたが実際に情報を知りたいと思った要因の一つとして、SNSやブログ、新聞の見出し、雑誌のタイトルなどがあるはずです。

同じように、あなたが作った動画にも目に留めてもらえるようなタイトルをつける事が必要になります。

  • 動画を見ることで視聴者はどのような得があるのか?

といったベネフィットをタイトルにしましょう。

2:目的を明確にする

タイトルを付け終えたら、いよいよ適切な媒体にアップロードしていくのですが、この時に大切な設定があります。

それは、動画を通じての最終目的を明確にするということです。

基本的に、

  • 商品・サービスの存在を知ってもらうという認知
  • 商品・サービスの価値を伝え、購入検討につなげる検討
  • 購入やお問い合わせといった行動

この3つの中から最終目的を選ぶと良いでしょう。

3:KPIを設定する

そして、目的が明確になったら、KPIを設定します。

KPIとは、目的の到達率を数値で表したもので、この数値があることで、正しい判断ができます。

では、具体的にどのように数値を計測すればいいのか…

認知が目的

動画の視聴回数やユニーク視聴者数で計測できる

検討が目的

視聴完了数や再生時間で判断できる

行動が目的

お問い合わせ数や購入数で計測できる

媒体によって、効果測定できる項目が違いますので、しっかりと確認し、自分の目的に合わせてKPIを設定すると良いでしょう。

PDCAサイクル

動画マーケティングは、継続的に行う事が非常に大切です。

そして、効果改善のため、PDCAサイクルをしっかりと回していく事が結果的に効果が出る最短ルートとなります。

PDCAサイクルは、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つで、

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。

引用元:ウィキペディア=PDCAサイクル

まとめ

さて、ここまでで、動画マーケティングの基本的な考え方、iPhoneでも十分に効果的な動画制作ができるという事。

そして、運用方法についてお話ししてきました。

動画マーケティングとは、今あなたが持つリソースを改めて見極め、ターゲットをしっかりと定めて、見てもらえる状況を作り、どのような行動を取ってもらうのか…という戦略になります。

勿論、多大な費用を投じて、プロに動画制作を依頼するのも一つの方法ではありますが、あなたの商品・サービスを一番よく理解しているあなたが自分の思いを込めた商品・サービスの動画を制作し、毎日多くのターゲットにアプローチする事ができれば、結果的に予算をかけずに、思いのこもったものを広く配信する事が出来ます。

実際にプロに撮影を依頼すると、数十万から数百万の費用がかかってしまいます。

運用だけでも、毎月数十万必要になります。

ですので、あなたが動画マーケティングのスキルを身につければ、費用をかけずにやりたい事を自分で形にする事ができます。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。