WordPressをインストールしたら、まずは、SEO効果やWordPressの使いやすさを改善するために基本設定を行いましょう。
基本設定は、
- 一般設定
- 投稿設定
- 表示設定
- ディスカッション
- メディア
- パーマリンク設定
これら6つの基本設定は今後、WordPressで集客をしていく為に重要なモノです。
この記事では、WordPressの基本設定を解説します。
目次
- 1 WordPressの基本設定1:一般設定
- 2 WordPressの基本設定2:投稿設定
- 3 WordPressの基本設定3:表示設定
- 4 WordPressの基本設定4:ディスカッション
- 5 WordPressの基本設定5:メディア
- 6 WordPressの基本設定6:パーマリンク設定
- 7 まとめ
WordPressの基本設定1:一般設定
一般設定では、サイトタイトルやアドレスなどの基本的な設定を行います。
ここでは、必要最低限となる下記3つの設定方法を解説します。
- サイトタイトルとキャッチフレーズ
- WordPressアドレスとサイトアドレス
- メールアドレス
設定はとても簡単なのでご安心ください。
WordPressの一般設定1
サイトタイトルとキャッチフレーズ
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「一般」をクリックすると一般設定の画面にアクセスすることができます。
1:サイトのタイトル
まずは、サイトのタイトルとキャッチフレーズの設定をしていきます。
ここに入力したサイトのタイトルは、検索結果に表示されます。
ですので、とても重要な部分です。
一般的には、サイトタイトルはSEOキーワードを含めるべきだとされています。
どのような検索キーワードで検索された時に、あなたのサイトが表示されるようにしたいかを考え決める必要があるのです。
しかし、弊社のようにホームページ型の場合は法人名をつけざるを得ないこともありますので、サイトタイトルは人が覚えやすいモノにすることをおススメします。
2:キャッチフレーズ
キャッチフレーズに入力した文章は、メタディスクリプションとして扱われます。
検索すると、上記のようにタイトルの下の文章になります。
ここも基本的にSEOキーワードを含めるべきだとされています。
しかし、注意すべきことがあります。
使用するテーマによっては、このキャッチフレーズに入力したテキストが、勝手に見出しタグ(h2タグ)になってしまうモノがあります。
これは、SEOを考えると好ましくない設定ですので、キャッチフレーズは空白にしておかなければなりません。
ですので、使用するテーマを確認するようにしましょう。
WordPressの一般設定2
WordPressアドレスとサイトアドレス
次にWordPressアドレスとサイトアドレスの設定を行います。
WordPressで設定するアドレスには、WordPressアドレスとサイトアドレスの2つがあります。
WordPressアドレスはインストールしたWordPressファイルを保存しているアドレスのことです。
サイトアドレスはサイトを表示するURLのことです。
これらは、通常は両方とも同じアドレスになっています。
しかし、レンタルサーバーの自動インストール機能を使ってWordPressをインストールした場合、稀に両方とも「 http://○○○.com/wp/ 」になっている場合があります。
その場合、サイトアドレスを「http://○○○.com/」に変更します。
WordPressの一般設定3
メールアドレスの設定
次にメールアドレスの設定をします。
コメントやリンクがついたりした時に、ここに入力しているメールアドレスに通知が届きます。
普段利用しているメールアドレスにしておくと便利です。
以上が一般設定でやっておくべき設定です。
ここまでできたら、変更を保存をクリックして完了です。
他の一般設定は、すぐに必要ではないと思いますが、念のため下記で解説しておきます。
WordPressの一般設定4
その他
メンバーシップの設定
WordPressは、複数のユーザーが記事を更新したり、テンプレートを編集したりすることもできます。
そのために、個別のIDやパスワードを発行するユーザー管理機能が付いています。
ユーザー管理機能を使うと、ブログ記事の作成を外注して、直接WordPress内で記事を入力してもらうことができます。
外注先に記事投稿以外の機能は使わせたくない場合など、権限を制限したWordPressアカウントを設定したい時に便利です。
メンバーシップの設定では、誰が新規ユーザーを追加できるのかを制限することができます。
ここのメンバーシップのチェックボックスにチェックを入れると、自分以外の人間でも新規ユーザーを追加することができます。
必要がない場合は、セキュリティのことを考えて、チェックを外しておくことをオススメします。
新規ユーザーのデフォルト権限グループ
新規ユーザーのデフォルト権限グループは、新規ユーザーのデフォルト権限をどうするかという部分ですが、ユーザー追加の時に選べるので、ここは変更する必要はありません。
タイムゾーンの設定
タイムゾーンの設定は、日本語版のWordPressをインストールした場合は、最初から日本用に最適化されているはずですので全てデフォルトのままで良いと思います。
もし、日本以外の外国向けのサイトの場合であれば、そのサイトのターゲットとなる国を選んでおきましょう。
WordPressの基本設定2:投稿設定
投稿設定では、WordPressの記事投稿や固定ページの投稿に関する設定をすることができます。
ここで最低限必要な設定は、特別ありませんので、ザッと確認しながら記事を読み進めてください。
WordPressの投稿設定1
整形・投稿用カテゴリーの初期設定・デフォルトの投稿フォーマット
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「投稿設定」をクリックすると投稿設定の画面にアクセスすることができます。
整形
上部の「:-) や :-P のような顔文字を画像に変換して表示する」は、ブログ記事の中で顔文字画像を使うことはないので不要です。
2つ目の「不正にネスト化した XHTML を自動的に修正する」にチェックボックスにチェックを入れると、プラグインに不具合が起きる可能性があります。
特別、両方ともチェックを入れなくてもSEO上、特に関係ありません。
投稿用カテゴリーの初期設定・デフォルトの投稿フォーマット
投稿用カテゴリーやデフォルトの投稿フォーマットは、記事を書く時に、一つひとつの記事に設定すれば良いので、気にする必要はありません。
WordPressの投稿設定2
メールでの投稿
メールを利用してWordPressに投稿するにはPOP3アクセスができる秘密のメールアカウントを設定しる必要があります。
しかし、メールでの投稿は、ビジネスでのコンテンツの作成には向きません。
WordPressの投稿設定3
更新情報サービス
更新情報サービスは、記事の更新情報を自動的にブログランキングサイトなどに通知するPING送信と言われる機能です。
これにより、それらのサイトの新着記事一覧などに掲載されるようになる。
弊社では、PING送信は設定してもしなくてもどちらでも良いと考えております。
その理由は、設定してもしなくても、さほどサイトのインデックススピードやランキングに変化はなかったからです。
また、PINGサーバーは、突然サービスが停止するものも多いので、面倒だからという理由もあります。
WordPressの基本設定3:表示設定
表示設定は、サイトのトップページに表示するコンテンツの内容を変更したり、RSSサービスに関する設定を行うことができます。
ここでも特別重要な設定はありませんが、基本ですので機能を頭に入れておきましょう。
- フロントページの表示の設定
- RSS/Atom フィードに関する設定
- 検索エンジンでの表示(インデックス)の設定
WordPressの表示設定1
フロントページの表示
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「表示設定」をクリックします。
デフォルトの状態は、最新の投稿にチェックが入っています。
これで、サイトのトップページには最新の記事が複数表示されるようになります。
その下の固定ページにチェックを入れると、トップページを一つのページにすることができます。
WordPressの表示設定2
その他
1ページに表示する最大投稿数
1ページに表示する最大投稿数は、表示する件数が多すぎるとサイトの読み込み速度が低下してしまうので、5〜10前後にしておくことをお勧めします。
RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数・各投稿の表示
RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数は、ブログ記事を公開した時に自動的に登録者に通知してくれる機能のことです。
ここで設定をすることができますが、現在RSSリーダーを使用している人の大半がFeedlyというサービスを利用しているるため、サイトの中の過去記事を全て取り込んで、自動的に抜粋で表示してくれるようになっているので、これらの設定はほとんど意味がありません。
検索エンジンでの表示
ここは、サイトのインデックスに関する設定を行うことができます。
チェックボックスにチェックをいれると、サイト全体にnoindexが設定されます。
WordPressでサイトを作っている途中で、まだ公開したくない場合は、ここにチェックを入れておくことで検索エンジンに引っかからないようにすることができます。
WordPressの基本設定4:ディスカッション
ディスカッションは、コメントに対する管理方法を設定することができます。
ここでは下記の6つの解説をしていきます。
- 投稿のデフォルト設定
- 他のコメント設定
- コメント表示条件
- 自分宛のメール通知
- コメントモデレーション・コメントブラックリストの設定
- アバター
WordPressのディスカッション1
投稿のデフォルト設定
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「ディスカッション」をクリックします。
投稿のデフォルト設定は、ブログの記事から他のサイトにリンクをしたり、他のサイトからリンクを貼られたりした時の、通知に関する設定を行うことができます。
この投稿に含まれる全てのリンクへの通知を試みる
この投稿に含まれる全てのリンクへの通知を試みるにチェックを入れると、自分のサイトから他のサイトにリンクを貼った時に、相手サイトに通知メールが行くようになります。
新しい記事に対し他のブログからの通知
(ピンバック・トラックバック) を受け付ける
新しい記事に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付けるにチェックを入れると、他のサイトからリンクを貼られた時に、あなたに通知メールが届くようになります。
これをピンバックと言います。
ピンバックは双方ともWordPressで作られたサイトの場合のみ有効です。
この仕組みを使うことで、アクセス数の少ない初期の段階で、他のブログの運営者に自分のサイトを知ってもらうことができます。
新しい投稿へのコメントを許可する
新しい投稿へのコメントを許可するにチェックを入れると、ブログ記事へのコメントを受け取ることができます。
WordPressのディスカッション2
他のコメント設定
WordPressはスパムコメントが多数届きます。
プラグインである程度のスパムコメントを防ぐことができますが、念のため、コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にするにチェックを入れておくことをオススメします。
WordPressのディスカッション3
自分宛のメール通知
これらのボックスにチェックを入れておけば、コメントが投稿された時に、一般設定で設定したメールアドレス宛に通知が届くようになります。
WordPressのディスカッション4
コメント表示条件
WordPressは、スパムコメントが多くあるので、コメントの手動承認を必須にするにチェックを入れておくことをオススメします。
WordPressのディスカッション5
コメントモデレーション・コメントブラックリスト
コメントモデレーションとコメントブラックリストに関しては、Akismetというプラグインで設定できるので、ここでは特別に設定することはありません。
WordPressのディスカッション6
アバター
アバターとは、有効化されているサイトでコメントする際に名前のそばに表示される画像のことです。
ここでコメント投稿者のアバター表示を有効化できます。
ここは、基本的にデフォルトの設定のままにしておきましょう。
デフォルトアバターに関しては、こだわりがないのでしたら、そのままで良いでしょう。
WordPressの基本設定5:メディア
メディアは、WordPressの記事に画像を表示する際に、それぞれの画像のサイズを指定するための機能です。
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「メディア」をクリックします。
ここで、サムネイルのサイズ、中サイズ、大サイズを指定しておくことで、記事や固定ページに画像をアップロードする時に、その表示サイズを、ここで設定したものの中から選べるようになります。
この設定をやっておくと、画像挿入後のサイズ調整の必要がなくなり効率化につながります。
WordPressの基本設定6:パーマリンク設定
パーマリンクの設定は、WordPressで作ったひとつひとつのページのURLをどのように表示するかを指定することができます。
SEOとしても重要な部分なので、しっかりと設定しておきましょう。
WordPressにログインして左メニューの「設定」にカーソルを合わせ「パーマリンク設定」をクリックします。
パーマリンクの設定方法
パーマリンク設定は、カスタム構造にチェックをいれて、/%postname% と入力します。
これで、記事や固定ページの編集画面で、固有のパーマリンクを設定できるようになります。
まとめ
記事が長くなってしまっていますが、どれもこの記事の通りに設定しておけば、簡単にできます。
基本部分となりますので、一つひとつしっかりと把握しておくようにしましょう。